「偽物は本物には勝てない」VSカニカマ feat.大豆ミート

突然ですが皆さんは、"力"について考えたことはありますか?

力と一言に言っても、様々な力が存在します。


まず、社会を生き抜くための経済力

物事を正確に捉え、考えるための思考力

そして、実際に社会に身を投じるための行動力


この三つが世界で生きていくために必要とされている


三大パワー原則


と呼ぶような気がしなくもありません。

しかし、それら全てを超越した"力"というのも存在します。

それが

暴力

です。

※個人の考えですらありません。熊田はこころやさしきばけものです。


というわけで熊田です。

暴力って好きですか?最悪のフリですね。私は嫌いです。

中学生時代よく言われたものです。「先に手を出したら負け」って。でもね。口喧嘩の弱いやつはそれしかないんです。最も私は手を出しても弱いんですが。

じゃなくて。普段暴力とは無縁な私でも、暴力を振るわなければならない時があります。それが舞台上。思えば何度かありました。

高校の初舞台では、女の先輩の演じる後輩の胸ぐらを後輩である私が先輩として掴みあげるシーンがありました。ややこしいですね。女性に暴力を振るう、という不慣れに不慣れを掛け合わせた行為に戸惑った私は、初めての練習で先輩の首元に勢いよく腕を伸ばし……


カッターシャツの襟を親指と人差し指で摘まみました。

こう、ちょん。と。


爆笑。そらそう。

でもこんなにも心優しき人間なのだから、できるはずありません。慣れるまでだいぶ時間を掛けた記憶がありますね。


次の暴力は(?)高校最後の舞台。暴力に始まり暴力に終わりましたね。

この時演じたのはDV親父でした。同期の女の子演じる息子に手を上げましたね。最悪の文章。

圧を掛けるために机を蹴っ飛ばし、息子の腕を引き摺り、舞台袖に捌ける。このあと亡くなったんだよね。これが私には難しいのなんの。特に机ですね。勢いが強すぎると机を倒して大きな音を出し、舞台自体も傷付きます。何よりビビります、小心者の私が。かといって加減しすぎると圧もへったくれもありません。それらを考慮しまくった結果、最初の練習で変な姿勢になってモノにするのに相当時間がかかった記憶があります。

でもこんなにも 心 優 し く て 清 い 人 間 なのだから、できるはずありません。

そういえば高校最後の公演なのに一切好きになれない、出番も短い役だったのでだいぶ落ち込みましたね。それははっきりと覚えています。


そして次は私にとって笛での最初の公演。なんでまた暴力で始まってんの?

今度はDV夫。……え、私そんなにDVしそうなんですか?こんな聖人君子捕まえてそんな言う?

ここまで来たら流石に多少慣れてきたのか、マシになってたように思います。不倫とDVとかいう最悪のダブルパンチで、二面性もあって一周回って楽しかったですね。むしろ不倫相手の距離が近くて(そらそう)そこに慣れるのに時間を掛けてましたね。私ぴゅあぴゅあなので。


とまぁ。とっても  心  優  し  く  て  清  い  聖  人  君  子  のような私ですが、数々の演劇経験で何度も暴力を振るったりしていたわけです。「普段の自分とは真逆の人間の人生を体感できる」というのは私の思う演劇のいいところだとは思いますが、ちょっと心配になりますね。


そんなこんなで、今回の公演は当然大学生活最後の舞台です。なんなら次はいつになるか。人生最後の舞台の可能性すらあります。さて今回はどうでしょう。また暴力を振るって終わるのでしょうか。……まぁ当然、私は知っているのですが。振るって終わるのか。振るわず終わるのか。はたまた。


カニカマ、好きですね。もちろんカニも好きなんですけど。バイト帰りの空腹にスーパーで買ったサラダ巻を突っ込むのが最高でした。大豆ミートも意外とおすすめ。肉のような噛み応えはないですが、食べやすい柔らかさ。案外クセになる。やよい軒の大豆ミートの生姜焼き、よかったら一度食べてみてくださいな。

はい、タイトル回収終わり。ではまた。




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〈公演情報〉

公演:山口大学演劇サークル劇団笛令和6年度卒業公演『椅子は椅子』

脚本:ビト

演出:寺島響

場所:山口大学会館大ホール

日程:3/8(土)19:00~ 3/9(日)15:00~

料金:無料

山口大学演劇サークル劇団笛 令和6年度卒業公演

山口大学演劇サークル劇団笛 令和6年度卒業公演「椅子は椅子」

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